小学校受験における課題画とは与えられたテーマに基づいて自由に絵を描く課題です。多くの学校で実施されており重要な評価項目の一つとなっています。絵画を通して以下の要素が総合的に評価されます。
1. 表現力・創造力
- 与えられたテーマをどのように表現するか
- 独自のアイデアを取り入れ、創造性を発揮するか
- 色彩や構図などを効果的に使って表現するか
2. 観察力・描写力
– 対象をよく観察し、正確に描写するか
– 形や大きさ、位置関係などを正しく捉えるか
– 細部まで丁寧に描き込むか
3. 手先の器用さ
– 筆やクレヨンなどを上手に使いこなすか
– 線をコントロールし、思い通りの形を描くか
– 色を混ぜたり、塗り重ねたりするなど、様々な技法を使いこなすか
5. 意欲・態度
– 絵を描くことに意欲的に取り組むか
– 積極的に課題に取り組むか
– 最後までやり遂げようとする姿勢があるか
これらの要素は小学校生活に必要な基礎的な能力と密接に関係しています。絵画を通してこれらの能力を総合的に評価することで、受験校の学習環境や校風に合致する児童かどうかを判断しているのです。
課題画対策のプログラム
課題画は大きく分けて以下の2種類があります。
• 自由課題: テーマが与えられるが、表現方法は自由
• 指示課題: テーマだけでなく、構図や色使いなどの指示がある
近年では自由課題だけでなく、指示されたものを描く課題も出題されることが多くなっています。これは指示を理解しそれに従って行動する能力も重要視されていることを示しています。
課題画は自由課題よりも難易度が高く、対策には日々の練習が必要です。しかし、しっかりと対策することで、高い評価を得ることが可能となります。
小学校受験を控えている場合は早めに絵画対策を始めることをおすすめします。絵画教室に通ったり、自宅で練習したりすることで必要な能力を身につけることができます。